夏休みのスタートを、いつもと少し違う体験で迎えてみませんか。
今回ご紹介するのは、岡山県高梁市を舞台にした、親子で楽しむ1泊2日の夏の冒険ツアー。馬とふれあう乗馬体験、袋いっぱいに詰める夏野菜の収穫、そして森の中のバンガローに泊まりながら、夜は真っ暗な山のてっぺんで星空を見上げるひととき。
スマホの通知も、日々のあわただしさも、街の喧騒も。すべてを一度だけ横に置いて、自然とふれあいながら、親と子が向き合って過ごせる時間がここにあります。
「不便を楽しむ」なんて、日常ではなかなか味わえない。でもそれが、かけがえのない思い出になる。このツアーでは、自然の中で体と心を動かしながら、子どもがぐんと成長するような体験がぎゅっと詰まっています。もちろん、大人も一緒に童心にかえって楽しめる内容ばかり。
さあ、親子の夏の冒険へ出発です。
ツアー全体マップと立ち寄りスポット紹介
ツアーは、岡山県高梁市と吉備中央町を中心に、豊かな自然と伝統文化が残る地域をめぐります。
1日目冒険開始!乗馬体験とジビエの現場、そして夏野菜収穫!
岡山駅を出発したバスは、緑に囲まれた吉備高原へ。自然の中で、親子の冒険がいよいよスタートです。馬とふれあい、自然や命と向き合い、土の香りを感じながら野菜を収穫する。そんなひとつひとつの体験が、子どもの心にずっと残る夏の思い出になるはずです。
岡山乗馬倶楽部大自然の中で、本格乗馬体験!
最初に訪れるのは、西日本最大級の広さを誇る岡山乗馬倶楽部。自然に囲まれたこの場所で、親子そろってのびのびと馬とのふれあいを楽しめます。 初めてでも安心して参加できます。馬の背に乗って、ゆっくり歩みを進めるだけでもドキドキ。 でも、その分、乗り終えたあとの顔はきっとちょっと誇らしげになるはず。
なお、乗馬に必要なヘルメットやエアバッグ、チャップスはすべて無料で貸してもらえます。ただし、ブーツの貸出はないので、動きやすい長ズボンとスニーカーでお越しくださいね。サンダルなどで来てしまうと体験ができないこともあるので、準備はお忘れなく!
この場所は、2016年にスタートした「サンクスホースプラットフォーム」の拠点でもあります。ここでは、引退したサラブレッドたちを再調教し、新しい役割へとつなげる取り組みが行われています。ふだんはテレビの中でしか見たことのないような競走馬と、じかにふれあえるチャンスです。

空の猟師小屋命と向き合う、ジビエの現場へ
続いて向かうのは、地元猟師が案内する「空の猟師小屋」。 ここでは、農産物を守るためにやむを得ず駆除されたイノシシやシカを、猟師自身が食肉加工の免許を取得し、安全に提供しているジビエの現場を見学します。
捕獲に使う仕掛けや実際の取組の話を聞きながら、自然と人とのつながりについて考える貴重な時間。 1家族に1パック、食べやすく加工された燻製肉またはソーセージのおみやげ付きです!

空の猟師小屋にて昼食
昼食にはジビエは使われていないお弁当を用意しています。
道の駅かよう
約20分の休憩
水と緑のふるさとプラザ
約20分の休憩
三村農園夏野菜を袋いっぱいに!収穫体験
午後は、弥高山のふもとにある三村農園へ。 ここでは、有機農法で育てられた夏野菜を、袋いっぱいに好きなだけ収穫できます。
トマト、ナス、きゅうり……自分の手でもぎとった野菜の味は格別。 畑に響く子どもたちの声、土を踏みしめる足音。大人も夢中になるような、自然とふれあう楽しさが詰まっています。

1日目夜~2日目朝弥高山で味わう、田舎時間と本物のごはん
自然に囲まれたバンガローで過ごす夜は、ちょっと不便で、とびきり豊か。カレーを作って、星を見上げて、虫の声を聴きながら眠る。そんな“大自然の夜”を親子で満喫します。
弥高山公園木のぬくもりに包まれる、バンガロー泊
宿泊は、1組に1棟ずつ用意されたバンガロー。木の香りがふわっと漂う、森の中の小さなおうちです。
テレビも冷房もないので不便だし、夜はもしかすると少し寝苦しく感じるかもしれません。 でも、標高650メートルにある弥高山公園の空気は思いのほか涼しく、虫の声や木々のざわめきがやさしく耳をくすぐります。
親子で同じ時間をたっぷり過ごせる夏休み。日常から少し離れて、森の中でゆっくり過ごしてみるのもいいかもしれません。 荷物を運び、布団を敷き、窓から見える木々を眺めてひと息つけば、不思議と心もふっとほどけていきます。

ピノキオランド
自由時間

夕食家族でつくる、キャンプごはん
夕ごはんは、親子で協力しながらつくるカレーライス。 飯盒で炊くごはんは香ばしく、夏野菜を切って煮込む時間もまるごと思い出になります。
手間も火加減も、自分たちでやるからこそ、いつものカレーが特別な味に変わるのです。 ごはんの湯気がたちのぼるころには、お腹も心もすっかりあたたかくなっているはず。

山頂公園星空と虫の声に包まれて
シャワーを浴びてさっぱりしたら、いよいよ夜の冒険へ。 山頂にある広場から見上げる夜空は、まるでプラネタリウムのよう。 手を伸ばせば届きそうな星の数に、思わず息をのむほど。
流れ星が見えるかも、と胸をときめかせながら、虫の声に耳をすませるひととき。親子で見上げた夜空は、きっと夏の記憶のなかでいつまでも輝きつづけます。
朝食朝の光のなかで、羽釜ごはん
翌朝は、自然のなかでいただく朝ごはんからスタート! 昔ながらの羽釜で炊く白ごはんは、湯気の立ちのぼり方からしてもう美味しそう。
香ばしくふっくらと炊きあがったごはんに、みそ汁、納豆、ソーセージ、そして漬物が並ぶ、どこか懐かしい朝の食卓です。 火加減を見守る時間や、ふたを開けたときの歓声も、親子で過ごす朝ならでは。 ゆっくりごはんを味わったら、いよいよ旅は後半へ向かいます……!
2日目色とかたちを持ち帰る、吹屋の町で最後の冒険を
旅の2日目は、弥高山から少し南へ。赤い石州瓦の屋根が続く山里、吹屋(ふきや)の町を訪れます。かつては銅山とベンガラ(弁柄)で栄えたこのエリア。今では「ジャパンレッド」の発祥の地として、国の重要伝統的建造群保存地区に選定、日本遺産にも登録されています。
吹屋 日本遺産ジャパンレッド発祥の地懐かしさに出会う、赤い町並み
まずは、地元の元校長先生が案内するガイドツアーで町歩き。 赤土で染まった屋根や、江戸から明治にかけての面影を残す建物たちが静かに佇んでいます。
子どもたちにとっては初めての風景。大人にとってはどこか懐かしい時間。 歩きながら、かつてここにあった賑わいや、色の文化を学びます。

旧吹屋小学校自分だけの万華鏡を作ろう!
そのあとは、旧吹屋小学校へ。廃校となった校舎が保存されていて、中に入ると木造の床や黒板のにおいが今も残っています。
親子で入ると、なんだかタイムスリップしたような気持ちに。 校舎の一室では、オリジナルの万華鏡づくりに挑戦。光と色がくるくる回る、自分だけの小さな宇宙を持ち帰ることができます。
旧吹屋小学校 西館
昼食45分
下町ふらっと残したくなる風景と、手づくりの記憶
さらに、町の染物屋さんでは、吹屋の名産「べんがら染め」を体験。
布を折り、結び、染料につけると、世界にひとつだけの模様が浮かび上がります。手を動かすたびに、ちょっとずつ旅の記憶が深まっていくのを感じます。

吹屋ふるさと村自由散策
自由時間30分

農マル園芸吉備路農園最後はお買いものと出発
散策のあとは、農マル園芸でちょっとしたお買いものタイム。
地元の野菜や特産品を見ながら、お土産を探すのも旅の楽しみのひとつ。 バスに乗り込むころには、カバンの中にも心の中にも、色と記憶がたくさん詰まっているはずです。
ご案内:お申込み・詳細は公式サイトへ!
以上が、今回おすすめする親子向けの夏の冒険バスツアーです!
自然の中で過ごすかけがえのない時間は、きっと親子の記憶に残るはず。このツアーは、天満屋トラベルさんが企画・募集を行っています。お申し込みや詳しい内容は、公式サイトをご確認ください。
ツアー概要
旅行期間 | 1泊2日(2025年7月26日〜27日) |
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出発日 | 2025年7月26日(土) |
集合場所 | 岡山駅西口バスターミナル |
出発時間 | 9:00(集合 8:50) |
添乗員 | 同行(非認知能力パートナーも同行) |
主な体験 | 乗馬・ジビエ見学・野菜収穫・バンガロー宿泊・カレー&羽釜ごはん・星空観察・吹屋町散策・万華鏡づくり・べんがら染め |
宿泊 | 弥高山公園バンガロー(1組1棟) |
食事 | 朝食1回・昼食2回・夕食1回 |
旅行代金 | 3〜4名(8畳)大人 26,500円/こども 22,500円 2〜3名(6畳/5.5畳)大人 26,000円/こども 22,000円 \WEB割 実施中!/ |
申込条件 | 成人1名+こども1名以上 |
最少催行人員 | 18名 |
親子で同じ時間を過ごせる“今”を逃さず、自然の中で特別な思い出をつくってみませんか? 詳細は、下記リンクから「天満屋トラベルのおかやま満喫旅」公式サイトご確認ください。
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